星をつかむ男
M本危機一髪目
2007年05月02日 (水) 18:06 | M本の奇跡
M本は昼休みにカップラーメンを食っていたのだ、場所は二階の教室だった。

ラーメンを食い終えたM本は、教室の窓から体を投げ出し自分の目で下に人がいないか確認し、人がいない事を確認したM本は悠々とカップ麺の残り汁を二階の教室の窓から地面に捨て始めた。
しかしそれと同時進行で下から物騒な叫び声が聞こえてきた。

「アチィ!」
「アチィ!誰だよコラッ!なめてんじゃねぇぞ!」
「出て来いコラッ!」

下からこの叫び声が聞こえてくると同時にM本の顔は青ざめ失神寸前
さすがの僕もビックリして窓から下を覗き込むと高校生にして既に完成形のチンピラが一人で大騒ぎしているではありませんか、そのチンピラの”いでたち”はテレビで見た千代大海関の学生時代と瓜二つ、見るからに屈強で攻撃的と見受けられた。平素、笑いの神が降臨しているM本とはいえ、このようなシュチュエーションを生み出すのは並大抵の事柄ではありません。

案の定そのチンピラは僕たちがいるクラスまで乗り込んできました

「オイ、コラッ!ラーメン垂らしたの誰だよ」

M本と先程まで仲良く一緒に昼飯を食っていた僕を含めた友人数名は、この時点でM本と友人では無くなり、M本とは自然と赤の他人として振舞うようになっていた。
重々しい雰囲気の中、「誰だよッ!なめてんじゃねぇぞ!」そのチンピラが怒鳴りつけたのです、僕たちはチンピラに犯人はM本であると無言のメッセージを送るため、僕たちはすかさずM本の方に視線をやると、M本の姿がありません。どこかに逃げてしまったようです。
阿修羅の如く怒り狂うそのチンピラは教室に入るなり、脅す為なのか何かは不明だが教室内で傘を手に取ったり椅子を持ち上げてみたりと武器を探し周り、結局、黒板消し清掃クリーナーというギャグにしかならない武器に辿り着き、それを片手に「出て来いコラ」と叫び狂う始末。



しかし黒板消し清掃クリーナーを片手に歩きだそうとしたところ、クリーナーにコンセントが繋がっていた為、歩くと同時にコードが伸びきり、その反動でチンピラがコケそうになり、その瞬間、一緒にいたミノシマと言う男が笑いをこらえたのだが、最終的にはこらえきれず「プッ」と声が漏れてしまった、そのためかチンピラの怒りの矛先がこちらに向かってしまった。これは「とてもやばい」とどことなく深刻に実感した瞬間に、チンピラは黒板消しクリーナーを振りかぶりこちらに向けて投げつけて来た。
しかしチンピラの放り投げた黒板消しクリーナーが直撃したのは、知り合いでも友人でも無い、ただ昼食後に机に顔を埋め寝ていた、まったく関係ない人に直撃するという悲惨な事態を招いてしまった。
当然そのクリーナーが直撃した無関係の人は大激怒し


チンピラVS黒板消しクリーナが直撃した無関係の人


二人は場所を変えての、殴り合いの大喧嘩に発展し二人はどこかに消えて行った。





事の発端となった張本人のM本は、ほとぼりが冷めるまで教室の隅に置いてある清掃用具入れに隠れていた。全ての幕が閉じた後、M本は清掃用具入れから出てきて軌跡の生還を果たす。




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