星をつかむ男
激動の3日
2006年09月25日 (月) 19:02 | M本の奇跡
朝起きると鼻が痛かった。絶対に折れているとタカをくくり、たいそう腫れていることを理由にして、周りのみんなに自慢げに鼻が折れてしまってよ、などと吹きまくった結果、病人如き扱いを受け弱者のみ得られる待遇に酔いしれていたが、お医者の先生に診断してもらった所、ただの打撲だったようだ、周りの人間の態度が一変。

スポーツニュースを見ているとそろそろドラフト会議のようだ、一度はプロ野球選手になる事を夢見た我が人生、清楚にハンカチで顔の汗を拭う青年の話題で持ちきりのようだ。

高校一年の頃の夏の話

おれとM本は「うまいから揚げ」が食えると噂の店に向かうため電車に乗り継ぎ能見台に足を運んでいた、その店のすぐそばには横浜高校があった。横浜高校と言えば甲子園の常連高でありその夏の甲子園にも出場していた。

街をふらついていると前方から歩いてくる横浜高校のジャージを着た野球部員らしきの二人組みに、目が釘付けになっているM本。

M本「あれ後藤選手だ」

その選手は夏の甲子園で一年生ながら大活躍した選手だった、なんとM本はその選手の所に駆け寄り、あつかましく自分の着ていたTシャツにサインして下さいとお願いし始めた、そんなあつかましいお願いにも後藤選手は紳士に対応
してくれていた、雑談にも付き合ってくれ、最後に別れ際に後藤選手がこう言った「僕のサインなんかよりもこの人にサインを貰っておいた方がいいですよ」と、もう一人いた選手のことを指差した。その選手のジャージの胸元には以下の名前が刺繍されていた。





松坂大輔
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